【制作記】#2 Proxima

近未来風の小さなジオラマつくってみた。【実験作】 #2 Proxima

どうも、numumです。今回は、近未来風の小さなジオラマ「Proxima」を制作しました。

今回の目標は「テレビに映っても恥ずかしくない、プロっぽい映えるジオラマを作る!」です。

このとき、ちょうどワンフェス(ワンダーフェスティバル)に行った直後でした。

すごい人たちの作品を見て感動を受けたのと同時に、自らの雑さ加減に気づきまして、これまでよりも立派な作品を作ろうと意気込み、でかくてかっこいい建物を造ろう、と未来風のビルの建設に着手する運びとなりました。

構想から3Dモデリング:時間の使い方を考える

【作業時間:構想(暇なとき)+ モデリング 3時間半(1日)】

サラリーマンが趣味で行うジオラマ作りにおいて、休日のスケジューリングは死活問題です。 休日の2日間で「3Dプリント〜塗装」までを一気に終わらせるためには、平日のうちに、あるいは前の休日の1日でモデリングを終わらせておく必要があります。平日仕事から帰った後にモデリングする気力は残っていません。

だからこそ、構想はモデリング開始までにしっかり決めておきます。必要な構造物(自分で設計したほうが早い曲がりくねった道路や、プリントでしか再現できない細かい部分)はあらかじめ洗い出しておきます。

今回のテーマは「未来」です。この際地球である必要はありません。Proximaは地球から一番近い恒星のハビタブルゾーンに存在するプロキシマbという地球型惑星をもとに命名しました。

進んだ文明をもった知的生命体が作った都市という設定です。

モデリングの時間が異常に少ないのは、ほとんどAIに作らせたからです。時代です。

ワンフェス:急いでいるとろくな事がない 関係ないですがワンフェスに行く際、急いでいたらモバイルバッテリーのケーブルは忘れ、視力悪いのにメガネ忘れ(普段かけない)、自転車の鍵は置きっぱなしで散々でした。「急いでいる状況」自体が、本来払うべき注意を無意識に取捨選択してしまっているのだと思います。焦る状況を作らない、これ大事です。ワンフェスのほうは非常に素晴らしい作品が目白押しで、作家さんや見る人たちの熱も感じることができよかったです。またいきたいなぁ。

3Dプリント大成功のち、塗装の壁にぶち当たる

【作業時間:プリント 9時間 + 塗装 6時間(計2日)】

今回、3Dプリントはありがたいことに一発大成功でした。

失敗しないだけでこんなにも楽しいものなんですか、3Dプリントって。

使用したのはNovaの高透明水洗いレジンです。設定は全部そのまま、サポートもオートです。

成功の最大の要因は温度管理をしっかりしたことだと思います。

さすがに前回と同じ轍を踏むわけにはいきませんので…。

今回プリントした建物たち(かっこいい…)

(今回使うのはこの中の一部です、あとは楽しみにとっておきます。)

本来の自分なら適当に塗って終わりなため、気乗りしないながらも開始した塗装工程。ここで大きな壁にぶち当たりました。**「筆ムラ」**です。

今まで小さい建物ばかり作っていたので許容できていましたが、大きな建物に普通のアクリル絵の具を筆で塗ると、筆ムラが無視できない「筆マチ」レベルにまで発展。

今までの雑さは通用しません。

現実のビルも遠くから見ると綺麗ですが近くから見るとひび割れとか粗が結構見えるんですよね、そんな感じです。なんか国語の教科書でそんな話が合ったような…。それはさておき、この後ホビーカラー(水性)を重ね塗りしてなんとか目立たないように努力はしました、努力だけは。

ワンフェスですごい模型を見た直後なのも相まって、自分の拙さに萎えました。

気を取り直して、今回は実験作と割り切って進めることに。

あと、ホビーカラーの「光沢」はほんとうに光ってました。

あまり気にしたことがなかったのですが、ちゃんと光ってました。アクリル絵の具ののっぺりしたマット感とは全く違い、ビルの塗装によく合います。

また、蛍光塗料の塗装にも挑戦してみました。

制作時の写真撮り忘れましたので、こちらは完成写真のほうで確かめてください。(タイムラプスで撮影しましたのでよければYoutubeのほうでご覧ください。)

使った蛍光塗料は DSPIAE の 筆ペン です。発色が良いうえ、筆ペンのため使い勝手も良く、めんどくさがりの方にすごくおすすめです。

蛍光塗料は光る環境だと綺麗ですが、普段は光らないのでちょっと悪目立ちするというか、環境依存タイプの塗料という感じです。

今後は塗料の使い分けをしっかりやっていきたいとおもいます。

追記:忘れていました。ガイアノーツの蛍光塗料もつかました。ガイアカラーの青と緑です!

焦燥感と無心の作業

【作業時間:地形形成・色付け・緑化・鉱石生やし 15時間(2日)】

実は作業前、考えすぎて焦燥感に襲われていました。 「今からこの作業をするより、もっと早く結果が出る=利益につながる近道があるんじゃないか?」と考えだしてしまい、思考が止まらない状態に。持ち株のニュース(暴落)や情勢(悪化)を見て気を紛らわせたりしました(不安増長)。自分がもっと近い場所、近いスケールで人の役に立てる、価値を生めることに注目すべきなんですけどね。

でも、いざ作業に入ると、考えるよりずっと楽で楽しいことに気づきました。無心で作る。作るのは生産的で価値がある。将来何をやるか悩み続けて休日を潰すより、ずっと健全です。小説やアニメを制作するのはハードルが高くて心が折れそうですが(いつかやってみたい)、ジオラマ作りは楽しい上にそこそこな価値をもって形になる、丁度いいクリエイティブだと感じています。

鉱石生やしとは…アリエクで見つけた奇麗で安い鉱石を破砕し、小さいサイズになったものをジオラマの地表部分に接着すること。

初めて本物?の鉱石つかってみました。未来風の神秘的な植物の群生とピッタリマッチして、未知の雰囲気が醸し出され、とてもきれいでした。

赤いのはメルカリのまとめ売りで買ったライケンという昔の?ジオラマ用素材です。はじめてうまく使えました。普通に地球には存在しない植物なので、大切に使います。

乗り物を糸で雲から吊る際に使用した糸もアリエクで購入しました。マジシャンがマジックを披露する際に使うという、人の目には見えない糸「インビジブルスレッド」というやつです。1/3000という極小世界ではちょっぴり存在感を出してきます。

アリエクはアマゾンより安くて掘り出し物が沢山あって、好きです。

🛒 与太話:アリエクとの付き合い方 AliExpress(アリエク)は、忙しい時に焦燥感に駆られながら買い物する場所ではなく、制作に疲れた時に「お?これ使えそう!安い!楽しい!」と、ストレス発散を兼ねた素材収集をするところです。

撮影・編集・アップロード&総製作時間

【作業時間:撮影 4時間 編集12時間(計2日)】

今回は背景板を用いず、ネームプレートも設置しませんでした。代わりに他の部分にこだわりました。

  • 蛍光塗料で青い幻想的な世界観を表現
  • 道路橋と川、高い建物などで複雑な構造を再現
  • 糸で乗り物を浮かせる
  • 綿で雲を表現(綿はキルト綿です、普通の綿より薄くて扱いやすいです)
  • 鉱石やライケンといった新素材の活用

撮影の合間、SNSで凄い作品を見かけてまた落ち込みそうになりました。(そんなことは何度だっておきる…。)

総製作時間は49.5時間 (休日数えで7日)でした。

短期かつ、時折雑念にとらわれながらも、まずまずの物を作れたと思います。

今後は、一切の雑念なく制作に集中できるプロジオラマリストになりたいです。

次回への反省と課題

  • 塗装のリアリティ不足:未来の飛行機に白下地+蛍光水色を塗ったら淡すぎて玩具っぽくなってしまった。ジオラマの根幹である「現実の縮小=リアリティ」に致命傷を与えるので、塗装の腕を上げていきたいです。
  • 粘土とレジンの相性(重要):前回、ダイソーの粘土が乾燥・収縮してレジンの川が反り上がる事態が発生しました。今回も同じ材料を使ったので少し不安です。次回は別の粘土とレジンを試そうと思います。

今回は実験作でしたが、次回も実験作になります。

ジオラマって使うスキルが無限すぎて、結局全部実験作になるんですね…。

次こそは筆ムラを克服し、もっと気合いを入れて塗装に挑みます!

次回は渓谷の街とダムがテーマです。お楽しみに!

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